HuaweiがHonor 6 Plusを国内発売決定、本日5/20から予約開始・先着100名5000円OFF

ファーウェイ・ジャパンが「楽天市場」に同社公式オンラインストア「Vモール」をオープンし、グローバル展開している「honor(オナー)」シリーズの最新スマートフォン「honor6 Plus」の予約を開始した。
現在のところ、honor6の取り扱いは同社の楽天Vモールのみである。

2015/5/20〜7/31まで、先着100名に5000円OFF、honor 6 plusを含む6万円以上の商品購入で10000円OFF、というキャンペーンを展開しているようだ。

[rakuten:huawei:10000046:detail]

5000円OFFクーポンを獲得すべく、Vモールのトップにあるバナーから実機の動画をチェックしてみたのだが、「ダブルレンズ」搭載によるカメラ機能が大変おもしろそうである。
撮影後にピント位置を直感的に変更したり、夜景を撮影したり、いろいろできそうである。
思わず予約してしまった。

フレッツ光からドコモ光への転用申込から完了までの流れと注意点

フレッツ光メンバーズクラブのポイントを使い切る

転用が完了するとポイントが消滅するため、事前にNTT東日本の利用料金に充当するなどしてポイントを使い切っておく。

NTT東日本での手続き

こちら(https://flets.com/tenyou/)のサイトより、転用に必要な「転用承諾番号」を取得する。
携帯電話のナンバーポータビリティにおけるMNP予約番号のようなものであるが、若干扱いは異なる(後述)。
取得に必要な情報は

である。

NTTドコモへの申込

WEB上(ドコモオンライン)でもドコモ光の申込は可能(https://www.nttdocomo.co.jp/hikari/application/index.html)であるが、近くのドコモショップで申し込むと契約事務手数料3000円程度のキャッシュバックが受けられることがあるようだ。

工事日の決定

2015年3月現在ではドコモ光の受け付けは非常に混雑・混乱しており、筆者は3/10にドコモショップで転用を申し込んだが、1週間待っても工事日の連絡は無かった。
「セット割」の適用は開通日ベースで計算されるため、あまり工事が遅れるのも悲しい。また、NTT東日本から発行された転用承諾番号の有効期限は14日間である。
ドコモ側の手続きが期限までに完了しない場合は、転用承諾番号の再取得が必要となる。
そこでこちらからドコモ携帯電話で151→7でドコモ光担当に相談。その場で担当者が工事日を決定してくれた。
その際、「フレッツ光」の設置住所にはマンション名を含んでいたが、ドコモ携帯電話回線の契約者住所にはマンション名を含んでいない(免許証にマンション名が記載されていなかったためと思われる)ので、契約者住所にマンション名を含めるよう修正してもよいか、との要望があった。
これからドコモ光を契約する方は、申込前にMy docomoにて住所を修正しておくとスムーズに手続きが進むかもしれない。

工事日

工事日には少なくとも利用している限り切替が実施されたことを確認できない。
従来のフレッツ光で利用していた「フレッツ光メンバーズクラブ」は「転用日をもって、フレッツ光メンバーズクラブで提供している各種コンテンツおよびメンバーズクラブポイントがご利用いただけなくなります。」とあったが、工事日の21時現在ではまだログイン可能である。
■3/27 追記■ 工事日の翌日にフレッツメンバーズクラブへのログインを試みたところ、「Bフレッツフレッツ光ネクスト間における変更や解約などにより、お客様のご利用回線が確認できません。」と表示されるようになった。フレッツメンバーズクラブへログインできなくなる=NTT東日本側ではドコモ光への転用が問題なく完了した、と考えて良さそうだ。

書面

工事日当日にNTTドコモから下記の封筒で「開通のご案内」が到着した。

封筒の裏面に「工事実施前のお申込み内容変更について…工事日の変更、設置住所の変更、お申込み内容の取り消しについては、ドコモ光サービスセンターにてお手続きします」と記載があるが、工事日に書面が到着するのでは若干遅いのではないかと思われる(ちなみに前日時点で書面が到着していなかっため、151に確認の電話を入れたところ、前日に発送となったようだった)
「開通のご案内」には、契約者名、利用場所住所、お客様ID(CAF)、アクセスキー が記載してある。書面のフォーマットもフレッツ光の「開通のご案内」そのままでロゴが違うだけのようだ。
お客様IDとアクセスキーはフレッツ光の時に発行されていたものと同一である。
裏面に「お申込み日」が記載されているが、これは筆者がドコモショップで転用を申し込んだ日付ではなく、こちらから151に電話して工事日を確定してもらった日付となっている。
よってドコモショップやドコモオンラインでドコモ光を申込みしたが、工事日の連絡が無い、という方は、少なくとも転用承諾番号の期限が切れる数日前には151へ確認の電話を入れた方が良いと思う。放置しておくと転用承諾番号の有効期限が切れ、NTTから取り直すよう依頼され…というケースがあるようだ。


https://twitter.com/omega_type/status/580612454234890240:twitter:detail:left

なお、気になったので確認したところ、工事日自体は転用承諾番号の有効期限経過後となっても問題ない、との回答をドコモのオペレータから頂いた。

転用後の所感

ドコモ光はフレッツ光と同一のNGN網を使用し、無派遣転用の場合はフレッツ光で利用していたONU一体型のHGW(ホームゲートウェイ)(当方ではPR-500KI)も交換されない。
また、NTT東日本の案内にあるように、光コラボレーションモデルでサービス事業者のサービスに既設フレッツ光回線を転用しても、当該回線のCAFは変更されない。
当方ではIIJmio FiberAccess/NFにてDS-Lite(IPv4 over IPv6)を使用しているが、問題なく継続利用できる。
IIJが光コラボレーションモデルを用いて提供している「IIJmioひかり」では、IPoE方式によるIPv6接続、DS-LiteによるIPv4接続は現在対応検討中となっている*1ため利用できない)
払い出されるIPv6アドレスのprefixも/64のままである(prefix自体の変更も発生しなかった)。
簡単に考えるとフレッツ光の請求元がNTT東日本からNTTドコモに変わっただけである。
ほんまに切替完了しているのか?
Twitterではちょこちょこトラぶっている方をお見かけするので不安である。


https://twitter.com/i_masamiya_20/status/575952738585948160:twitter:detail:left
https://twitter.com/i_masamiya_20/status/579948155275366400:twitter:detail:left
https://twitter.com/i_masamiya_20/status/580009875586949120:twitter:detail:left


https://twitter.com/ken_kit/status/577993890927538176:twitter:detail:left
https://twitter.com/ken_kit/status/577998465197740032:twitter:detail:left
https://twitter.com/ken_kit/status/577999609512878080:twitter:detail:left
https://twitter.com/ken_kit/status/578001124583571456:twitter:detail:left
https://twitter.com/ken_kit/status/578002824174256128:twitter:detail:left
https://twitter.com/ken_kit/status/578004406135746560:twitter:detail:left
https://twitter.com/ken_kit/status/578005393546178561:twitter:detail:left
https://twitter.com/ken_kit/status/578006951159697409:twitter:detail:left
https://twitter.com/ken_kit/status/578008630202486784:twitter:detail:left
https://twitter.com/ken_kit/status/578009663746150401:twitter:detail:left



ドコモの利用料金内訳は翌日には通常反映されるため、問題なければ明日の利用料金内訳に「ドコモ光」「セット割」がそれぞれ登場するのであろう(明日確認してみます)。

4/4追記
ドコモ公式サポートのtweetによれば「ドコモ光パックの料金は請求額が確定した後から閲覧が可能となります。「ご利用料金の確認サイト」では、毎月10日頃に請求額が確定いたしますので、3月利用分は4月10日以降にご確認いただくようお願いいたします。」とのこと。

フレッツ光ネクストをドコモ光へ転用したので、ドコモ光・各種割引の複雑なプランと、転用における注意点をまとめてみた

NTT東日本/西日本が提供しているフレッツ光等を他事業者に卸提供する「光コラボレーションモデル」が2015年2月1日より提供開始されたのを受け*1NTTドコモは「ドコモ光」の提供を2015年3月1日より開始した*2

既にフレッツ光を利用している場合は、にねん割の解約金を生じず*3にドコモ光に切り替える(転用)ことが可能であるので、実際にやってみた。
年度末の新たなサービス開始ということもあり、ドコモ光の申込・開通にはかなりの混乱が見られるようだ。
なお、今回転用したフレッツ光ネクスト回線の契約は「フレッツ 光ネクスト マンション・ギガラインタイプ」、転用後のドコモ光の契約は「ドコモ光 マンション・単独タイプ」である。

サービス概要

「ドコモ光」は、ドコモ携帯電話の「シェアパック」と合わせ、「ドコモ光パック」として利用することとなる。*4
サービスプランが複雑であるため、ドコモのスタッフですら正しく内容を理解していないケースが見られたが、わかりずらい点を抜粋すると下記の通り。

MNP/新規契約で「光★スマホ割」*5の適用を受けるための条件は「ドコモ光」の同時加入ではない

ドコモショップのスタッフや、サポートセンタ(151)のオペレータも多く勘違いをしており「『光★スマホ割』を適用するためには携帯回線の契約と同時に「ドコモ光」を申し込む必要がある」という回答を頂くことが多かったが、これは誤りである。
MNP/新規契約で「光★スマホ割」の適用を受けたい場合は「光シェアグループ」への契約時の加入が必要であるが、「ドコモ光」自体をドコモ携帯電話回線との同時申込み(=「光シェアグループ」の作成)することは必須条件ではない。
つまり、事前に既設のドコモ携帯電話回線にて「ドコモ光」を申込(≠開通。申込のみでよい)しており、当該携帯電話回線が「光シェアグループ」を構成している場合は、この光シェアグループに2015年2月16日〜2016年3月31日まで新規/MNP契約と同時に加入したドコモ携帯電話回線は「光★スマホ割」の適用対象となる(加入月は日割、+11か月間)。
実際に、ドコモ光への転用申込を終えて開通までの間にMNPで新たにドコモ携帯電話回線を契約したが、当該回線のMy docomoの当月の未確定の利用料金には「光★スマホ割」が契約日からの日割りで適用されていた。

ドコモ光の契約はシェアグループ代表回線に紐づけなくともよい

シェアパックを契約している場合、シェアグループ内で1回線以上がドコモ光をセットでご契約していれば、ドコモ光パックが適用される。
ドコモ光の契約者とシェアグループ代表回線の契約者が同一である必要はない。
シェアパックの子回線がドコモ光を契約していても、当該シェアグループはドコモ光パック(ドコモ光+パケットパック)となり、セット割が適用される。
フレッツ光からドコモ光への転用においては、フレッツ光の契約者名義とドコモの契約者名義が一致している必要があるが、例えば妻の回線をシェアグループ代表にしつつ、夫名義のフレッツ光をドコモ光に転用してシェアグループの子回線として運用し、全体としてドコモ光パック及びセット割の適用を受けることが可能である。
ドコモ光の契約は契約した回線に基本的には固定されるが、シェアグループ代表回線の組換は自由に行えるので、最もドコモ契約年数が長い回線をシェアグループ代表にした方が「ずっとドコモ割」の割引額が多くなりお得である。
なお、シェアグループ代表回線を変更した場合、「ずっとドコモ割」等の判定および料金は月末のシェアグループ構成を元に計算される。シェアグループ代表回線を組み替えても、元の代表回線・新たな代表回線の両方にシェアパックの料金が発生したりはしない。

ドコモ光パックのセット割の割引は「シェアパック分割請求オプション」を申し込んでいても適用される

「シェアパック分割請求オプション」を申し込んだ場合、「シェアパック定額料」「ずっとドコモ割の割引額」「シェアオプション定額料」「スピードモード利用料」「1GB追加オプション利用料」に加え、ドコモ光パックの「セット割の割引額」も分割の対象料金となるため、セット割の割引後の料金が各回線に分割される。
但し、「ドコモ光」自体の月額料金については「シェアパック分割請求オプション」の対象外料金であるため、これをシェアグループ内の回線で分割することはできない。

「光★スマホ割」と「月々サポート」の重畳適用時は、「光★スマホ割」の割引が先に適用される

シェアグループ子回線において「光★スマホ割」と「月々サポート」が重畳適用されている場合、まず「光★スマホ割」の割引が適用されたのちに「月々サポート」の割引が適用される。
仮にシェアグループ子回線の「月々サポート」が余った際は、シェアグループ代表回線の割引対象料金に適用される。

開通月の料金

「ドコモ光」の開通月の「ドコモ光」「フレッツ光」の料金はそれぞれ日割りとなる。
また「セット割」の適用についても「ドコモ光」の開通日からの日割り適用となる。

単独タイプはプロバイダ契約を含まないので、利用中のプロバイダがそのまま使える

当方ではIIJmio FiberAccess/NFを継続利用することとした。無派遣工事の転用であり、品目変更も無いためIIJmioへの連絡は行っていない。
ドコモの担当者に何度かプロバイダを聞かれたが、毎回「あいあいじぇぃ?」と怪訝な顔をされたのが面白かった(IIJ筆頭株主NTTグループである)。

→ 続き フレッツ光からドコモ光への転用申込から完了までの流れと注意点 - pirosapの備忘録

AUの音声回線をHWD13の持ち込み機種変更で WINシングル定額 WiMAX(シンプル)に変更した

AUが2015年3月現在販売しているモバイルルータは、「Wi-Fi Walker WiMAX2+ HWD15」および「Speed Wi-Fi NEXT W01」である。
しかしこれらの端末は WiMAX2+と au 4G LTEには対応するが、au 3Gには対応していない。
3Gでインターネットに接続するモバイルルータを入手するためには、旧型のモバイルルータを持ち込みで契約するしかない。

諸事情で3Gに接続できるモバイルルータが必要になったため、3Gに対応する機種を入手し、手持ちのAUの音声回線から機種変更することにした。
(新型Raspberry PiWindows 10が無償提供されることとなったので、遠隔地に設置したRaspberry PiのWAN接続に使いたい、というのが動機である。3Gでないとエリア外になってしまう場所はまだ多くあり、またジャンクのモバイルルータであれば、最悪無くなっても痛くない。)

AUの契約で最も安価に3G接続が行えるのは、HWD13、DATA08W、DATA01という旧型3機種向けに用意されている「WINシングル定額 WiMAX(シンプル)」*1である。
「誰でも割シングル」*2という2年縛りの割引を適用させることで、基本使用料が934円、パケット通信料上限額が5,477円(0.04円/パケット)で利用可能である。
また、後述するがAUが用意しているプロバイダ「au.NET」*3を利用する場合は月額500円が別途必要となる。
仮に全く使用しない月は月額934円、プロバイダ料を含めた上限は5,977円となる。(いずれも税抜。)
音声回線(AU社内ではデュアル契約と呼んでいる)と対応機種を持ち込んでの契約変更(データ通信のみの回線をAU社内ではシングル契約と、デュアル→シングルへの契約変更をシングル化、と呼んでいるようだ)には、既存契約がLTE(4G)の場合3,240円が、既存契約がWIN(3G)の場合は2,160円がかかる。


近所のジャンク屋でHWD13が一山いくらで安価に投げ売りされていたので、3台ほど入手してみた。
(某オークションでは何故かDATA08Wの落札相場が6〜8000円とあまり安くないが、HWD13は千円台でも手に入るようだ。HWD13の方が後継機種であるのに、DATA08Wが人気である理由はわからない。)

オールリセットしたHWD13の電源を投入し、PCに汎用のMicroUSBケーブルで接続すると、HWD13の内蔵メモリを仮想的なCDドライブとして認識してドライバがインストール可能となる。
ドライバをインストールすると、HWD13が有線LAN接続の一覧に「HUAWEI Mobile Connect - Network Card」として現れる。
HWD13はDHCPサーバとして動作しており、そのIPアドレスは192.168.1.1である。
ブラウザで192.168.1.1に接続すると、下記の画面が表示される。

公開されているマニュアル*4によれば、ユーザ名はadmin、パスワードは「製品に添付されているシールに記載のWEPキー」である。
しかしながらジャンク品である入手したHWD13には、当該シールは付属していなかった。
本機にはSSID1(WPA2/WPA)とSSID2(WEP)が設定されているが、本体のボタン操作で液晶に表示させることができるのはWPA2/WPAキーのみである。

このままではログインできないため、WEPキーがどのような仕様で設定されているのか調査したところ、数字5ケタであることが某オークションの商品画像より判明した。
ならばブルートフォースを仕掛けても100000回の試行で突破できるはずであるので、Wiresharkを用いて挙動を確認し、簡単なプログラムを作成してアタックしたところ、1台目は30分程度の試行で突破に成功した。
続いて2台目、と思ったところでふと気が付いた。
判明したWEPキー数字5ケタは、本機製造番号(本機背面下部に印字されている)の下5桁と同一であった。
よって2台目、3台目のアタックは回避することができた。

HWD13にログインできるようになったので、まずWLAN設定を変更する。
本機やDATA08Wは、初期設定で「au.NET」が接続先プロバイダとして設定されており、回線契約が生きている状態であれば電源を投入すると自動的に(強制的に)au.NETに接続される。
本機で利用可能なプロバイダとしては、公式には「au one net」などが挙げられている*5が、WiMAX接続を考慮しないのであれば「au.NET」と同様の接続方式である他のPacketWIN対応プロバイダ(ぷららIIJなど)*6でも接続が可能であろう。
いずれにせよ強制的に「au.NET」へ接続(これに伴い月額500円が課金される)されるのは何だか気に入らない(但し、PacketWinプロバイダは接続時間による従量課金のところも存在するので、au.NETはそこそこ安くて安心ではある)ので、本機の[WLAN設定]-[プロファイル設定]にダミーの接続先プロファイルを作成し、[接続設定]にてダミープロファイルを選択しておくことにした。これで自動的に「au.NET」には接続されなくなる。

その他の設定項目等を確認していたところ、本機の[設定]-[システム設定]-[バージョン情報]に、前所有者が契約していたと思われる電話番号が残っていることに気が付いた。

本機はSIMカードを挿入して利用するのではなく、本体のROMに契約情報が焼きこまれる所謂ROM機である。
前所有者が解約した際に、ROMの消去をAUに依頼していないようだ。
念のため表示される電話番号にかけてみたところ、2台は「お客様のおかけになった電話番号は現在使われておりません」とアナウンスされた。これは解約済なのであろう。
1台は「おかけになった番号は、お客様のご指定により、音声によるご利用はできません」とアナウンスされた。これは恐らく、前契約者が新たなモバイルルータに機種変更し、不要となった旧端末を売却したものと推測された。

この状態のHWD13を近所のAUショップに持ち込み、既存の音声回線を本機へ機種変更していただくようお願いした。
プランは「WINシングル定額 WiMAX(シンプル)」である。念のため確認したが、全く使用しない月は月額934円、プロバイダ料を含めた上限は5,977円となるのに間違いなかった。

最近ではROM機の存在自体珍しいのか、若干機種変更とそれに伴うHWD13へのROM書き込み(前契約者の電話番号をHWD13から消去し、筆者が持ち込んだ音声回線の電話番号を書き込む)の作業手順に担当の方は手こずっておられた。

一連の作業は、2007年頃のROM機全盛のころの某所*7の書き込みによれば次のような手順で行われるようだ。
PASCALとは、AU社内で利用されている顧客情報管理システムである。)
(2007年頃の手順であり、現在も同じかどうかはわからない。またPASCALの画面は当然顧客には見えないように設置されており、筆者が担当者に教えてもらった訳でも無い。)
一連の作業時には、HWD13のマニュアルには存在が記載されていない青色LEDが液晶で点灯する。

Q. 持込み機種変更時のROM消去の方法について知りたい。当該端末は全くの他人が持っていたもので、以前の持ち主の名義は不明。
A. ROMを消していない状態で持ち込み機種変更の登録を入れる。(ROM書き方法は必ずPASCALにする。)
  登録完了後、ROM書きをする前にROM消し業務を行う。
  ROM消しが正常終了したらメインメニューに戻り、総合メニューの「お客様照会業務」の中から「ROM書き承認番号照会」を選択する。
  そこで持ち込みした移動機の製造番号を入力すると「ROM書き」がクリック出来るようになるので、そこをクリックするとROM書き業務の画面に移行する。
  ケーブル接続してROM書きを実行。

前契約者が解約済みであった個体と、前契約者が機種変更を行ったと思われる個体について、手続きに差は生じず、前契約者からの譲渡の確認や入手経路の確認なども特になかった。
おそらくAU内部で個体の製造番号から契約情報が適切に管理されており、盗品でないなどの確認は取れているのであろう。
(当たり前ではあるが、持込み前にインターネットに接続が可能な個体については、前契約者の契約が生きている状態であり、良くて解約を忘れて売却された個体、悪くて盗品である。
このような個体では、前契約者から正規の譲渡の手続きが完了されていなければ自分の回線で使用することはできない。)

手続き完了後、改めて確認したが、各個体は自動でau.NETには接続されておらず、パケット通信料は0円のままであった。
PacketWINは廃れ行く接続形態ではあるが、まだ沢山のプロバイダがサポートしている。
ゆっくりとプロバイダを選ぶこととしよう。

AUのiPhone 5S LTEプランをガラケーの持ち込み機種変更でプランSSシンプルに変更した

iPhone 5Sを契約したけどあまり使わなさそうなのでLTEフラットとLTE NETを外す

家電量販店に行って気が付いたら一括0円キャッシュバックx万円付き、でiPhone 5sを契約していた。
契約日は2014/11/30で

端末代金 一括0円
LTEプラン+誰でも割 1,008円
LTEフラット+LTEフラットスタート割 5,616円
LTE NET 324円
毎月割 ▲1,395円

(税込)

で月額 5,553円であった。しかし冷静になって考えてみるとそんなに維持費かけてまでは必要ない。
量販店のお姉さん曰く、プランやオプションは「お客様の判断で」契約後変更して構わない、いつまで現行のプラン・オプションを維持してほしい、というお願いも無いとのこと。

という訳なので、iPhone 5SAU IDを利用するパスワードなどの設定を終わらせた後、月末ではあったが帰り道にあったAUショップ

  • LTEフラットを従量制(月額固定料金0円、使った分だけ従量制で課金される)(LETフラットスタート割・毎月割も無くなる)
  • LTE NETの廃止

をお願いした。

結果、LTEプラン+誰でも割の月額1,008円だけが残った。
12/5に11月分の請求情報が更新されたが、LTEプラン、誰でも割、LTE NET、LTEフラット、LTEフラットスタート割は日割り(1日分)に
契約事務手数料3,240円が合わせて3,473円の請求となっていた。

月末ぎりぎりの「LTEフラット」「従量プラン」間の変更ではあったが、12月に入って契約情報を確認してみると無事に「従量プラン」となっていた。
ここまで前置き。

せっかくなので1,008円は電話代にしたい

しかしLTEプランではau携帯電話宛は1時〜21時は無料であるものの、21時〜翌1時は30秒/20円、他社携帯電話・固定電話等宛は終日30秒/20円の通話料がかかる。
いっぽう、DocomoガラケーではタイプSS バリュー(月額1,008円)で1,000円分(最大25分相当)の無料通話がついていた。
AUでも同様の料金プランとして、プランSSシンプル(月額1,008円)というのがあるが、これは3G(3GスマートフォンiPhone 4Sガラケー)用の料金プランである。
どうせ1,008円払うなら無料通話があった方がいい。
そこでiPhone 5SWiFiで使えれば十分と考え、ガラケーにすることにした。

1点気になったのは、「プランZシンプル」のページ*1に記載されている下記の注意書きである。

au携帯電話の持込みによるご契約の場合は、フルサポートコース用料金プランのご利用となります。

これは、au携帯電話を持ち込んで「新規契約」する場合は「フルサポートコース用料金プラン」が適用される、との注意書きと思われ
au買い方セレクトが「シンプルコース」となっていたiPhone 5Sからガラケーを持ち込んでの「機種変更」はシンプルコースが適用となりそうだ。

という訳で、近所のゲオを覗いてみると、2010年ごろの状態の良いガラケーが2,000円程度で売られていたので購入し、再度AUショップに行ってみた。

iPhone 5Sを使っているが、ガラケーにしたい」
「機種はお決まりですか?」
「今持ってるやつで」
「持ち込みですね。SIMが変更になりますので3,240円かかります」
「はい」
「プランは "電話カケ放題プラン(2,376円)"がおすすめです」
「そんなに電話もしないので"プランSSシンプル"で」
「メールなどはしますか?」
「メールしません」

とのやり取りの後、番号を伝えて身分証を提示し、持ち込んだガラケーの「ロッククリア」を行ってもらい、新たに発行したSIMカードを差し込んで機種変更が完了した。

振り返ると、

  • 契約事務手数料 3,240円
  • 中古ガラケー代 2,000円
  • auICカード変更 3,240円

の8,480円でWiFiで使えるiPhone 5Sが手元に残った。家電量販店のキャッシュバックがX万円あったので相殺してもまだ手元にお金が残る。
なんだかよくわからない時代になったものだ。

IIJmio FiberAccess/NF回線(ひかり電話契約無し)で、IPv4 over IPv6(DS-Lite)をSEIL/x86で使うためのconfig

2014/10/1、IIJIIJmio FiberAccess/NFサービスにおいて、IPv4 over IPv6技術(DS-Lite)を用いたIPv4接続機能の提供を開始した。*1

DS-Liteの詳細については、IIJのエンジニアによる公式blogで詳しく解説されている。http://techlog.iij.ad.jp/archives/1254
また、SEIL/x86にDS-Liteを利用する方法については、SEILブログhttp://www.seil.jp/blog/ds-liteにて設定のポイントが公開されている。
上記の通り設定すればDS-Liteは使えるようになるが、LAN内のクライアントがインターネット上のIPv6ホストへ直接通信を行うことができない。

これは、フレッツ光ネクスト回線にて「ひかり電話の契約がある場合」を前提にしているためであり(「SEIL で NGN IPv6 ネイティブ (IPoE) 接続を試す」http://www.seil.jp/blog/10)、ひかり電話契約無しの場合とはネットワークの構成が異なるためである。

このため、ひかり電話契約無しの場合、LAN内のクライアントでIPv6を使ってインターネットへの接続を維持したければ、IPv4についてはtunnelでDS-Liteを利用してdefault routeをtunnelに向けるという構成にしつつ、IPv6についてはlan0とlan1をブリッジする必要がある。

ここではまるポイントとしては、SEILの「bridgeを有効にした場合、イーサネットフレームは lan0 側で受信する」という仕様である。
このため、IPv6をブリッジした場合は、公式で公開されている「SEIL/x86にDS-Liteを利用する方法」の設定でlan1が設定されているいくつかの個所をlan0に変更する必要がある。

というわけで、最低限の設定をまとめてみた。
(フィルタは別途必要に応じて拒否設定。許可すべき個所のみ記載)

hostname "seil"
timezone "Japan"
interface lan0 description INTRANAL
interface lan0 add 192.168.0.1/24
interface lan0 add router-advertisement
interface lan0 description FLETS-NGN
interface tunnel0 tunnel dslite gw.transix.jp
interface tunnel0 mtu 1500
bridge enable
bridge ip-bridging off
bridge ipv6-bridging on
bridge default-bridging off
route add default tunnel0
route6 add default router-advertisement interface lan0
filter add OUTGOING interface tunnel0 direction out action pass state enable logging off enable
filter6 add DSLite interface lan1 direction in/out action pass protocol 4 state disable logging off enable
dhcp enable
dhcp mode server
dhcp interface lan0 enable
dhcp interface lan0 expire 24
dhcp interface lan0 pool 192.168.0.2 253
dhcp interface lan0 dns add 192.168.0.1
dhcp6 client enable
dhcp6 client interface lan0
dns forwarder enable
dns forwarder add dhcp6
resolver enable
resolver address add dhcp6
rtadvd disable

NTT東日本の「フレッツ 光ネクスト ギガマンション・スマートタイプ」を導入して色々試してみた

2014/6/23、NTT東日本フレッツ光の新たなサービスとして「フレッツ 光ネクスト ギガファミリー・スマートタイプ」及び「フレッツ 光ネクスト ギガマンション・スマートタイプ」を2014年7月1日より提供開始すると発表した。*1

これまでは「フレッツ 光ネクスト マンション・ハイスピードタイプ」を契約していたが、この機会に品目変更することにした。
「マンション・ハイスピードタイプ」は、IPv4 PPPoEにおいてデータ受信(下り)が最大200Mbps、データ送信(上り)が最大100Mbpsのサービスである。
ただし、IPv6 IPoEにおいては制限がかけられていないため、最大1Gbpsでの通信が可能であった。(IIJmio IPv6スピードテストにて確認)
http://d.hatena.ne.jp/pirosap/20130502/1367513118 

「マンション・ハイスピードタイプ」から「ギガマンション・スマートタイプ」への品目変更については、既に既設の光配線があるため宅内機器の交換のみの派遣工事となり、9600円の工事費を要する。
また、本サービスの提供開始に合わせて、派遣工事を土日・休日に依頼する場合は3000円の追加費用が発生することになった。*2
ちなみに品目変更前後でNTT東日本が発行しているID(CAF)も変更されないため、IIJmioのFiberAccess/NFを利用していた場合はプロバイダへの品目変更通知は不要である。

現在居住している賃貸マンションには、各戸に無償のインターネット接続サービスが提供されており、壁にLANの情報コンセントがある。
但し、当然のように外部から自室へ向けての通信はファイアウォールで拒否されてしまうので、個人で直接NTTと契約して光を引き込んでいるが、同じような居住者はマンション内にあと1人いらっしゃるだけである。
工事完了後にマンション内のMDFを見る限り、局からの光配線が新たに引かれるわけではなく、他の「マンション・ハイスピードタイプ」契約者と同一の光配線をスプリッタで分岐しているようだ。

工事内容としては、これまで設置されていたONUを撤去し、ひかり電話を契約していない場合もすべてONU一体型のHGW(ホームゲートウェイ)に交換されるのみである。
現状本サービス向けに提供されているのは、PR-500KIまたはPR-500MIである。*3
うちにやってきたのはPR-500KIであった。

ONU一体型のHGWであるが、下部のONUと上部のHGWは、分離できるようになっており、純粋にONUとしてだけ使うことも可能である。

これまで、自宅のルータとしてCisco 1921Jを使用していたが、「ギガマンション スマートタイプ」においてはスループットが200Mbps弱で頭打ちとなるようで、PR-500KIのルータ機能を生かして利用することとした。
PR-500KIには802.11ac無線LANカードがバンドルされているが、WPA2-Enterpriseなどには対応していないため、試用のみにとどめている。

PR-500KIにはUSBポートが搭載されており、USB−HDD等を接続するとストレージ機器として認識するが、NASとして使用可能な訳ではないようであまり使い道が現状わからないでいる。

ようやく本題。
IPv6 IPoEで割り当てられるprefixは、従来、ひかり電話契約あり(HGW)の場合では「ONU配下には/48で配布、HGWの先はDHCPv6にて/52で分割配布」、ひかり電話契約なしの場合では「ONU配下に/64が1つRAで配布」となっていた。
http://www.seil.jp/community/node/33
「ギガマンション スマートタイプ」ではひかり電話契約の有無にかかわらずHGWが設置されるが、ひかり電話契約がない場合のprefixは/64で変わりないようだ。
また、品目変更前後で当方の環境ではIPv6のprefix自体がまったく変わらなかった。

工事完了後、Radish Networkspeed Testing *4マルチセッション版にて、接続数16で計測してみた結果こうなった。
プロバイダはIIJmioのFiberAccess/NF *5で、当方の接続環境は札幌市内である。

実際に、IIJCentOSリポジトリからIPv4にてCentOS7のiso(3.9GB)をダウンロードしてみたところ、92秒(350Mbps)でダウンロードが完了した。