MADOSMAの技適の詳細を見たら、AU(KDDI系MVNO含む)のSIM挿したらダメだった&公式FAQでAU使えませんキタ

MADOSMA買ってから改めて技適の各種規約を調べだしたような人間ですが、そもそもMADOSMAAUのSIM挿して頑張っていいんだっけ?という疑問がわいてきた。
例えば、ZenFone2 は技適マークがあって、かつKDDI系のSIM挿して通信できるらしいけどアウトですよね。

6/26現在、総務省のサイトではまだMADOSMAの工事設計認証(認証番号 008-150248)の詳細が公示されていない。

マウスコンピューターの担当者様に確認したところ、MADOSMAの工事設計認証の詳細は下記の通りであるとのご回答をいただいた。
(画像で頂いた内容を転記)

■証明規則第2条第1項第11号の19の無線設備 SC-FDMA(LTE-FDD)方式携帯無線通信用陸上移動局

特定無線設備の型式又は名称 M54TJP
特定無線設備の製造者名 株式会社マウスコンピューター
工事設計認証番号 008-150148

電波の形式、周波数及び空中線電力

5M0 D1A,D1B,D1C,D1D,D1E,D1F,D1X,D7W,G1A,G1B,G1C,G1D,G1E,G1F,G1X,G7W 832.5MHz〜842.5MHz (100kHz間隔101波), 1747.4MHz〜1782.4MHz (100kHz間隔351波), 1927.2MHz〜1977.5MHz (100kHz間隔504波) 0.20W
10M0 D1A,D1B,D1C,D1D,D1E,D1F,D1X,D7W,G1A,G1B,G1C,G1D,G1E,G1F,G1X,G7W 835.0MHz〜840MHz (100kHz間隔51波), 1749.9MHz〜1779.9MHz (100kHz間隔301波), 1934.7MHz〜1975.0MHz (100kHz間隔404波) 0.20W
15M0 D1A,D1B,D1C,D1D,D1E,D1F,D1X,D7W,G1A,G1B,G1C,G1D,G1E,G1F,G1X,G7W 837.5MHz, 1752.4MHz〜1777.4MHz (100kHz間隔251波), 1942.2MHz〜1972.5MHz (100kHz間隔304波) 0.20W
20M0 D1A,D1B,D1C,D1D,D1E,D1F,D1X,D7W,G1A,G1B,G1C,G1D,G1E,G1F,G1X,G7W 1754.9MHz〜1774.9MHz (100kHz間隔201波), 1949.7MHz〜1970.0MHz (100kHz間隔204波) 0.20W

・・・これ、AUKDDIMVNO含む)のSIM挿したらダメな奴じゃない?
いや、現状そもそも通信できなさそうですけど。

おいらの理解だと、KDDIのBand1で堂々と電波を発射するためには、上記に加えて下記の認証がいるんじゃないかと思った。

5M0 1922.5MHz〜1927.1MHz (100kHz間隔47波)
10M0 1925.0MHz〜1934.6MHz (100kHz間隔97波)
15M0 1927.5MHz〜1942.1MHz(100kHz間隔147波),1932.5MHz(1927.19MHz〜1937.81MHzの内、連続した最大5.4MHz幅を送信する場合に限る)
20M0 1930.0MHz〜1949.6MHz(100kHz間隔197波),1930MHz(1925.32MHz〜1934.68MHzの内、連続した最大4.32MHz幅を送信する場合に限る)

マウスコンピューターさんのサイトでは、6/26付で下記FAQが公開されたようだ。


FAQアーカイブページ
文書番号 : 19827
更新日 : 2015/06/26 18:47
対象OS : Windows Phone 8.1
FAQアーカイブページ
[ MADOSMA ] au 回線で使えますか?

対象機種 MADOSMA Q501-BK MADOSMA Q501-WH

・ ご使用いただけません。

以上です。

もうちょっとこのFAQ早く公開してほしかったなー

MADOSMAの通信関係(キャリア接続、Wi-Fi、VPN、Bluetooth)で気づいたことをまとめてみる (10/20追記 SPモード接続を確認)

マウスコンピューターが発売したWindows Phone 8.1搭載のMADOSMAを3日ほど使ってみて、主に通信周りで気づいたことをまとめてみる。

環境は出荷時の状態で、既に Windows Phone 8.1 Update 2 (GDR2)にあたる8.10.15153.165とWindows Phone更新プログラム(MCJ)が配信されているが適用していない。

このため、適用後は下記挙動が変わる可能性はある。

■キャリア接続

docomo

MADOSMAのAPN一覧には「NTT Docomo spmode」が存在するが、docomo側の制限によりSPモードはMADOSMAを含むSIMフリー端末ではキャリア接続には利用できない。
SIMフリー端末でdocomo回線を使用するためには、オプションとして「mopera U」の契約が必要となる(月額540円)。

2015/10/20追記
MADOSMAでもSPモードが使えるようになっています。
設定はプレインストールされているものを選択するだけ。

以下のDocomoの方針変更に伴うものではないかと思われます。


以下のmoperaに関する記述は必須ではなくなりました。

mopera Uを契約したdocomo SIMであれば、ネットワーク接続プロファイルとして「NTT Docomo - opera」(ウィルス等の不正アクセスがフィルタリングされる mopera.net)
または「NTT Docomo - mopera ff」(フィルタリングフリーの open.mopera.net) を選択することでLTE接続が可能となる。
なお、mopera Uで払い出されるIPv4アドレスはグローバルIPアドレスである。(SPモードはプライベートIPアドレス

但し、標準で設定されているネットワーク接続プロファイルは、IPv4のみの接続となっているため、mopera UIPv6接続も利用するためには下記の手順が必要となる。

1) いずれかのmoperaのAPNに接続した状態で、ブラウザで http://www.mopera.net/customize/ を表示させる。(Wi-Fi接続は切断しておく方が混乱がない)
2) ページ最下部の「IPv6アドレス設定」より「IPv6アドレスを利用する」に設定する

以上の設定変更を行った上で、MADOSMA側にて下記の通りAPN設定を行う。
設定→「携帯ネットワーク+SIM」→「SIM設定」→「手動インターネットAPN」をON→「インターネットAPNを編集」
APNに open.mopera.net を入力 (フィルタリングフリーAPNを利用する場合)
IPの種類に IPv4v6 を選択
保存
 

以上により、mopera Uを契約したdocomo SIM回線でIPv4, IPv6が共に利用できることを確認できた。

なお、アドレスの確認にはTAUCHI Kazuaki氏のhttp://www.windowsphone.com/ja-jp/store/app/my-ip/78e40974-02d7-4cc8-95e9-ce4ffe23fabc を利用させていただいた。

AU

MADOSMAは、CDMA2000に対応していないため、AUの従来の(VoLTEではない)3G通話はハードウェア的に行えない。
以下はデータ通信のみを目的とした検証である。

検証に使用したSIMは、SOL26で利用していたVoLTEではない音声契約のSIMで、LTE NETの契約を付与している。
しかし、おそらく上記SIMではAU回線を利用したデータ接続はできない。
AUの公式ページには、以下のように記載がある。 http://csqa.kddi.com/posts/view/qid/k138920137

他社が販売する携帯電話機などを、auICカードでご利用の場合には、下記の注意事項を必ずご確認ください。
(略)
インターネット接続サービス:「LTE NET for DATA」

このため、auサポートサイトより「LTE NET for DATA」を追加で申込みしたが、通常翌日から変更が適用されるはずが48時間経っても手続き中のままとなっており、現在保留中である。(追記予定)

なお、「LTE NET for DATA」を契約したSIMであれば、下記の通りAPNを設定することでデータ通信が可能となるかもしれない。
但し、MADOSMAAUのBand1にしか対応していないため、エリアには注意する必要がある。

■アクセスポイント設定内容
APN名  :au.au-net.ne.jp
ユーザー名:user@au.au-net.ne.jp
パスワード:au
認証タイプ:CHAP
Softbank

未検証

docomo系のMVNO

IIJmioが公式にMADOSMAで利用可能な旨アナウンスしている。

                                                  • -

無線LAN

WPA/WPA2 Enterprise 認証

企業・大学等でよく使われている。問題なく接続可能。
利用できるEAPは次の通り、EAP-TTLSとEAP-PEAP MACHAP v2である。
また、サーバ証明書の検証は「なし」「常に確認する」「証明機関」が選択可能である。
(余談であるが、SHARPAndroid端末はこの選択ができず、独自実装により、EAP-PEAPEAP-TTLS認証方式での接続にもCA証明書が必須で控えめに言って非常に触りたくない *1 )

EAP-SIM/EAP-AKA認証

WPA2 EnterpriseのEAPとして、SIMカードを使った認証を行うもの。docomoWi-Fiスポットである「0001docomo」に使われている。接続可能。

au Wi-Fi SPOT」もEAP-AKA、「ソフトバンクWi-Fiスポット」はEAP-SIMなので同様に利用可能と思われるが、未検証である。


VPN

GDR2に上げてから検証した方がよいかもしれない。
一応、IPSec接続のL2TP は利用可能なようであるが、当方のVPNサーバが若干特殊な環境にあることもあり接続に成功していない。

Bluetooth

Windows Phone 8では HFP1.5を、Windows Phone 8.1ではHFP1.6をサポートしている*2 が、Panasonicのカーナビ(Strada CN-HX910D)とはBluetooth Audioとしての接続は行えるものの、ハンズフリー機器としての接続が現状行えない。
そこらへんに転がっていた貰い物のハンズフリースピーカは正常に利用可能であった。

GDR2では更にHIDなどのプロファイルが追加され、Bluetooth キーボードの接続などが可能となるようだ。

                                                  • -

■PCとのUSB接続

Windows 8.1のPCとUSBで接続すると、MADOSMA本体、SDカードがそれぞれストレージとしてエクスプローラに表示された。

MADOSMAで"Hello World"

MADOSMA実機到着までに環境を整えてHello World作っておくメモ

必要なもの
Visual Studio Express 2013 for Windows (Update 2 以降) 最新はUpdate4
https://www.visualstudio.com/ja-jp/downloads#d-express-windows-8?CR_CC=200395106

開発者登録
https://dev.windows.com/ja-jp/programs/join

個人開発者は2,000円弱 (Dev Centerベネフィットプログラムの参加特典で無償だったのは終わっちゃったっぽい?)
法人は10,000円弱 年度更新(BizSpark期間中はトークンがもらえるので無料で開始できる)

開発用のWindows Phoneデバイスの登録(MADOSMA到着してから)
Visual Studioをインストールした母艦で phonereg を検索すると出てくる「Windows Phone Developer Registration(8.1)を使う」
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/windows/apps/dn614128.aspx

Visual Studio触ったこと無くても優しいおじさんが教えてくれる
英語だけど画面表示見れるので簡単
Windows Phone 8.1 Development for Absolute Beginners
http://www.microsoftvirtualacademy.com/training-courses/windows-phone-8-1-development-for-absolute-beginners?prid=ch9videolink

MSの方の日本語HowTo
http://blogs.msdn.com/b/shintak/archive/2015/02/23/10595031.aspx

MADOSMAでL2TP/IPSecを利用してSoftEther VPNを利用できるのか

2015/6/18(木)、マウスコンピュータがWindows Phone 8.1 Updateを搭載したSIMフリースマートフォンMADOSMAを発売する。
screenshot 
技適を取得した一般販売されるWindows Phone 8.1端末は初である。

一部に誤解が見られるが、Windows Phone 8.1とPC向けのWindows 8.1は完全に別物である。
詳しくは @ さんのブログ で、結局Windows Phone(MADOSMA)って何が出来て何が出来ないの? – ぅゎょぅι゛ょっょぃ に非常に良くまとまっている。

MADOSMAはホワイトとブラックのモデルが存在し、ブラックは法人向けとなっているが、カラー以外の基本的な仕様に違いは無いようだ。
しかし、これまで各メディアの取材記事やレビューなどでは、MADOSMAVPNで外出先から社内に接続することが可能なのか、といったことには殆ど触れられていない。

Windows Phone 8.1が利用できるVPNについて

Windows Phone 8は下記の通り改修を重ねている。

screenshot

公開からWindows Phone 8.1 までのバージョンで利用できたVPN接続のプロトコルは、 IKEv2 のみであった。(SSL-VPNを除く)
これが、Windows Phone 8.1 Update になって、VPN接続のプロトコルL2TP/IPsecが利用可能となった。

VPN. VPN now supports L2TP, which lets you connect to more VPN services. Whether you connect to a VPN for work or personal use, you can do it on your Windows Phone.

L2TP/IPSecを利用したVPNは、筑波大学の研究プロジェクトとしてオープンソースで公開されている SoftEther VPN *1 を使用して個人でも特別な機器無しに簡単に構築可能である。
しかし、下記フォーラムを見ると、接続が上手くいかなくて難儀していた人がたくさんいるようだ。
Tutorials : windows phone 8.1 Support L2tp/ipsec VPN now ! - Windows Central Forums

そして、Windows Phone 8.1 Update 2(Internally it is known as GDR2 or general distribution release 2. *2 )になって、L2TP/IPsecの接続において証明書の使用と常時接続が可能となった。

VPN. Now you can use certificates to sign in for L2TP VPN connections. Always-on VPN profiles are now supported too, so you're automatically and always connected.

残念ながら、SoftEther VPNが公開しているVPN Azure *3 で利用されているSSTPには未だ対応していない。

MADOSMAは公式発表によれば、Windows Phone 8.1 Updateにて出荷される。
しかし幾つかのメディアの取材記事によれば、既にWindows Phone 8.1 Update 2が準備されていることが示唆されている。
screenshot

出荷時のOSのバージョンはWindows Phone 8.1 Updateだが、すでにUpdate 2が完成しており、購入後即アップデートできる

ASCII.jp:Windows Phone初心者のためのMADOSMA講座 (2/4)

OSはWindows Phone 8.1 Updateのバグ修正を施したGDR2というバージョンになり、日本語表示の不具合などをフィードバックして、マイクロソフトが改善したとのこと。

実機は恐らく6/20頃に到着する見込みなので、到着次第、実際にSoftEther VPNに接続できるのか確認してみたい。

HuaweiがHonor 6 Plusを国内発売決定、本日5/20から予約開始・先着100名5000円OFF

ファーウェイ・ジャパンが「楽天市場」に同社公式オンラインストア「Vモール」をオープンし、グローバル展開している「honor(オナー)」シリーズの最新スマートフォン「honor6 Plus」の予約を開始した。
現在のところ、honor6の取り扱いは同社の楽天Vモールのみである。

2015/5/20〜7/31まで、先着100名に5000円OFF、honor 6 plusを含む6万円以上の商品購入で10000円OFF、というキャンペーンを展開しているようだ。

[rakuten:huawei:10000046:detail]

5000円OFFクーポンを獲得すべく、Vモールのトップにあるバナーから実機の動画をチェックしてみたのだが、「ダブルレンズ」搭載によるカメラ機能が大変おもしろそうである。
撮影後にピント位置を直感的に変更したり、夜景を撮影したり、いろいろできそうである。
思わず予約してしまった。

フレッツ光からドコモ光への転用申込から完了までの流れと注意点

フレッツ光メンバーズクラブのポイントを使い切る

転用が完了するとポイントが消滅するため、事前にNTT東日本の利用料金に充当するなどしてポイントを使い切っておく。

NTT東日本での手続き

こちら(https://flets.com/tenyou/)のサイトより、転用に必要な「転用承諾番号」を取得する。
携帯電話のナンバーポータビリティにおけるMNP予約番号のようなものであるが、若干扱いは異なる(後述)。
取得に必要な情報は

である。

NTTドコモへの申込

WEB上(ドコモオンライン)でもドコモ光の申込は可能(https://www.nttdocomo.co.jp/hikari/application/index.html)であるが、近くのドコモショップで申し込むと契約事務手数料3000円程度のキャッシュバックが受けられることがあるようだ。

工事日の決定

2015年3月現在ではドコモ光の受け付けは非常に混雑・混乱しており、筆者は3/10にドコモショップで転用を申し込んだが、1週間待っても工事日の連絡は無かった。
「セット割」の適用は開通日ベースで計算されるため、あまり工事が遅れるのも悲しい。また、NTT東日本から発行された転用承諾番号の有効期限は14日間である。
ドコモ側の手続きが期限までに完了しない場合は、転用承諾番号の再取得が必要となる。
そこでこちらからドコモ携帯電話で151→7でドコモ光担当に相談。その場で担当者が工事日を決定してくれた。
その際、「フレッツ光」の設置住所にはマンション名を含んでいたが、ドコモ携帯電話回線の契約者住所にはマンション名を含んでいない(免許証にマンション名が記載されていなかったためと思われる)ので、契約者住所にマンション名を含めるよう修正してもよいか、との要望があった。
これからドコモ光を契約する方は、申込前にMy docomoにて住所を修正しておくとスムーズに手続きが進むかもしれない。

工事日

工事日には少なくとも利用している限り切替が実施されたことを確認できない。
従来のフレッツ光で利用していた「フレッツ光メンバーズクラブ」は「転用日をもって、フレッツ光メンバーズクラブで提供している各種コンテンツおよびメンバーズクラブポイントがご利用いただけなくなります。」とあったが、工事日の21時現在ではまだログイン可能である。
■3/27 追記■ 工事日の翌日にフレッツメンバーズクラブへのログインを試みたところ、「Bフレッツフレッツ光ネクスト間における変更や解約などにより、お客様のご利用回線が確認できません。」と表示されるようになった。フレッツメンバーズクラブへログインできなくなる=NTT東日本側ではドコモ光への転用が問題なく完了した、と考えて良さそうだ。

書面

工事日当日にNTTドコモから下記の封筒で「開通のご案内」が到着した。

封筒の裏面に「工事実施前のお申込み内容変更について…工事日の変更、設置住所の変更、お申込み内容の取り消しについては、ドコモ光サービスセンターにてお手続きします」と記載があるが、工事日に書面が到着するのでは若干遅いのではないかと思われる(ちなみに前日時点で書面が到着していなかっため、151に確認の電話を入れたところ、前日に発送となったようだった)
「開通のご案内」には、契約者名、利用場所住所、お客様ID(CAF)、アクセスキー が記載してある。書面のフォーマットもフレッツ光の「開通のご案内」そのままでロゴが違うだけのようだ。
お客様IDとアクセスキーはフレッツ光の時に発行されていたものと同一である。
裏面に「お申込み日」が記載されているが、これは筆者がドコモショップで転用を申し込んだ日付ではなく、こちらから151に電話して工事日を確定してもらった日付となっている。
よってドコモショップやドコモオンラインでドコモ光を申込みしたが、工事日の連絡が無い、という方は、少なくとも転用承諾番号の期限が切れる数日前には151へ確認の電話を入れた方が良いと思う。放置しておくと転用承諾番号の有効期限が切れ、NTTから取り直すよう依頼され…というケースがあるようだ。


https://twitter.com/omega_type/status/580612454234890240:twitter:detail:left

なお、気になったので確認したところ、工事日自体は転用承諾番号の有効期限経過後となっても問題ない、との回答をドコモのオペレータから頂いた。

転用後の所感

ドコモ光はフレッツ光と同一のNGN網を使用し、無派遣転用の場合はフレッツ光で利用していたONU一体型のHGW(ホームゲートウェイ)(当方ではPR-500KI)も交換されない。
また、NTT東日本の案内にあるように、光コラボレーションモデルでサービス事業者のサービスに既設フレッツ光回線を転用しても、当該回線のCAFは変更されない。
当方ではIIJmio FiberAccess/NFにてDS-Lite(IPv4 over IPv6)を使用しているが、問題なく継続利用できる。
IIJが光コラボレーションモデルを用いて提供している「IIJmioひかり」では、IPoE方式によるIPv6接続、DS-LiteによるIPv4接続は現在対応検討中となっている*1ため利用できない)
払い出されるIPv6アドレスのprefixも/64のままである(prefix自体の変更も発生しなかった)。
簡単に考えるとフレッツ光の請求元がNTT東日本からNTTドコモに変わっただけである。
ほんまに切替完了しているのか?
Twitterではちょこちょこトラぶっている方をお見かけするので不安である。


https://twitter.com/i_masamiya_20/status/575952738585948160:twitter:detail:left
https://twitter.com/i_masamiya_20/status/579948155275366400:twitter:detail:left
https://twitter.com/i_masamiya_20/status/580009875586949120:twitter:detail:left


https://twitter.com/ken_kit/status/577993890927538176:twitter:detail:left
https://twitter.com/ken_kit/status/577998465197740032:twitter:detail:left
https://twitter.com/ken_kit/status/577999609512878080:twitter:detail:left
https://twitter.com/ken_kit/status/578001124583571456:twitter:detail:left
https://twitter.com/ken_kit/status/578002824174256128:twitter:detail:left
https://twitter.com/ken_kit/status/578004406135746560:twitter:detail:left
https://twitter.com/ken_kit/status/578005393546178561:twitter:detail:left
https://twitter.com/ken_kit/status/578006951159697409:twitter:detail:left
https://twitter.com/ken_kit/status/578008630202486784:twitter:detail:left
https://twitter.com/ken_kit/status/578009663746150401:twitter:detail:left



ドコモの利用料金内訳は翌日には通常反映されるため、問題なければ明日の利用料金内訳に「ドコモ光」「セット割」がそれぞれ登場するのであろう(明日確認してみます)。

4/4追記
ドコモ公式サポートのtweetによれば「ドコモ光パックの料金は請求額が確定した後から閲覧が可能となります。「ご利用料金の確認サイト」では、毎月10日頃に請求額が確定いたしますので、3月利用分は4月10日以降にご確認いただくようお願いいたします。」とのこと。

フレッツ光ネクストをドコモ光へ転用したので、ドコモ光・各種割引の複雑なプランと、転用における注意点をまとめてみた

NTT東日本/西日本が提供しているフレッツ光等を他事業者に卸提供する「光コラボレーションモデル」が2015年2月1日より提供開始されたのを受け*1NTTドコモは「ドコモ光」の提供を2015年3月1日より開始した*2

既にフレッツ光を利用している場合は、にねん割の解約金を生じず*3にドコモ光に切り替える(転用)ことが可能であるので、実際にやってみた。
年度末の新たなサービス開始ということもあり、ドコモ光の申込・開通にはかなりの混乱が見られるようだ。
なお、今回転用したフレッツ光ネクスト回線の契約は「フレッツ 光ネクスト マンション・ギガラインタイプ」、転用後のドコモ光の契約は「ドコモ光 マンション・単独タイプ」である。

サービス概要

「ドコモ光」は、ドコモ携帯電話の「シェアパック」と合わせ、「ドコモ光パック」として利用することとなる。*4
サービスプランが複雑であるため、ドコモのスタッフですら正しく内容を理解していないケースが見られたが、わかりずらい点を抜粋すると下記の通り。

MNP/新規契約で「光★スマホ割」*5の適用を受けるための条件は「ドコモ光」の同時加入ではない

ドコモショップのスタッフや、サポートセンタ(151)のオペレータも多く勘違いをしており「『光★スマホ割』を適用するためには携帯回線の契約と同時に「ドコモ光」を申し込む必要がある」という回答を頂くことが多かったが、これは誤りである。
MNP/新規契約で「光★スマホ割」の適用を受けたい場合は「光シェアグループ」への契約時の加入が必要であるが、「ドコモ光」自体をドコモ携帯電話回線との同時申込み(=「光シェアグループ」の作成)することは必須条件ではない。
つまり、事前に既設のドコモ携帯電話回線にて「ドコモ光」を申込(≠開通。申込のみでよい)しており、当該携帯電話回線が「光シェアグループ」を構成している場合は、この光シェアグループに2015年2月16日〜2016年3月31日まで新規/MNP契約と同時に加入したドコモ携帯電話回線は「光★スマホ割」の適用対象となる(加入月は日割、+11か月間)。
実際に、ドコモ光への転用申込を終えて開通までの間にMNPで新たにドコモ携帯電話回線を契約したが、当該回線のMy docomoの当月の未確定の利用料金には「光★スマホ割」が契約日からの日割りで適用されていた。

ドコモ光の契約はシェアグループ代表回線に紐づけなくともよい

シェアパックを契約している場合、シェアグループ内で1回線以上がドコモ光をセットでご契約していれば、ドコモ光パックが適用される。
ドコモ光の契約者とシェアグループ代表回線の契約者が同一である必要はない。
シェアパックの子回線がドコモ光を契約していても、当該シェアグループはドコモ光パック(ドコモ光+パケットパック)となり、セット割が適用される。
フレッツ光からドコモ光への転用においては、フレッツ光の契約者名義とドコモの契約者名義が一致している必要があるが、例えば妻の回線をシェアグループ代表にしつつ、夫名義のフレッツ光をドコモ光に転用してシェアグループの子回線として運用し、全体としてドコモ光パック及びセット割の適用を受けることが可能である。
ドコモ光の契約は契約した回線に基本的には固定されるが、シェアグループ代表回線の組換は自由に行えるので、最もドコモ契約年数が長い回線をシェアグループ代表にした方が「ずっとドコモ割」の割引額が多くなりお得である。
なお、シェアグループ代表回線を変更した場合、「ずっとドコモ割」等の判定および料金は月末のシェアグループ構成を元に計算される。シェアグループ代表回線を組み替えても、元の代表回線・新たな代表回線の両方にシェアパックの料金が発生したりはしない。

ドコモ光パックのセット割の割引は「シェアパック分割請求オプション」を申し込んでいても適用される

「シェアパック分割請求オプション」を申し込んだ場合、「シェアパック定額料」「ずっとドコモ割の割引額」「シェアオプション定額料」「スピードモード利用料」「1GB追加オプション利用料」に加え、ドコモ光パックの「セット割の割引額」も分割の対象料金となるため、セット割の割引後の料金が各回線に分割される。
但し、「ドコモ光」自体の月額料金については「シェアパック分割請求オプション」の対象外料金であるため、これをシェアグループ内の回線で分割することはできない。

「光★スマホ割」と「月々サポート」の重畳適用時は、「光★スマホ割」の割引が先に適用される

シェアグループ子回線において「光★スマホ割」と「月々サポート」が重畳適用されている場合、まず「光★スマホ割」の割引が適用されたのちに「月々サポート」の割引が適用される。
仮にシェアグループ子回線の「月々サポート」が余った際は、シェアグループ代表回線の割引対象料金に適用される。

開通月の料金

「ドコモ光」の開通月の「ドコモ光」「フレッツ光」の料金はそれぞれ日割りとなる。
また「セット割」の適用についても「ドコモ光」の開通日からの日割り適用となる。

単独タイプはプロバイダ契約を含まないので、利用中のプロバイダがそのまま使える

当方ではIIJmio FiberAccess/NFを継続利用することとした。無派遣工事の転用であり、品目変更も無いためIIJmioへの連絡は行っていない。
ドコモの担当者に何度かプロバイダを聞かれたが、毎回「あいあいじぇぃ?」と怪訝な顔をされたのが面白かった(IIJ筆頭株主NTTグループである)。

→ 続き フレッツ光からドコモ光への転用申込から完了までの流れと注意点 - pirosapの備忘録