有線LANでWakeOnLanできるなら無線LANでもWakeOnLanできる

手元にないPCなどを遠隔操作で電源投入/起動したいとき、有線LAN接続されているPCであれば概ね手元のPCからマジックパケットを送ってWakeOnLANできるので便利。少なくとも文教では。
(ただし、Macはスリープからの復帰のみしかできず、電源OFF状態からの起動はできない残念仕様)
(手元のPCとターゲットPCが同一セグメントに接続されていない場合は工夫が必要)

ただし、ターゲットPCを置いておきたい場所に、必ずしも有線LANを引いてあるかといえばそうでもない。例えば廊下。
WOLのためだけにLAN敷設工事などめんどくさい。電源は意外と廊下でもコンセントがあるのだけれど。

そんなときに便利な製品がこのちょっと変わったイーサネットコンバーター、BuffaroのWLI-UTX-AG300/C(WLI-UTX-AG300もパッケージが違うぐらいで同じ製品)である。
[rakuten:buffalodirect:10020290:detail:small]

使い方
1)予め無線LAN接続のための設定(SSID/プリシェアードキーとか)をこの製品に投入(一旦設定すれば電源OFFしても消えない)
2)この製品のLANポートとPCのLANポートをLANケーブルで接続
3)USB給電なので、シャットダウン中にもUSBからの給電が可能なPCであれば、この製品をターゲットPCのUSBポートに接続(AC-USBアダプタを使うこともできる)

以上で準備完了。

WOLするときのマジックパケットは、ターゲットPCの有線LAN側のMACアドレスに対して投げるだけで、イーサネットコンバーターを意識する必要はない。

別にこの製品じゃなくてもできるのだけれど、USB給電で動作するのが秀逸。

あと、世にあるイーサネットコンバーターは「マルチクライアントモード」(1台のイーサネットコンバーター+ハブで複数のPCを無線LANに接続できる)で動くものがあるのだけれど、それだとマジックパケットはターゲットPCの有線LANのNICまで届かないので要注意。